社長の影アナ。
パワポ芸で2022年に何をしたか、2023年にどのように展開するのかを話す事業報告ショー。
明和電機の中でも一番濃ゆいイベントです。
緞帳が上がりゴムベースを持った社長と工員さんポンダス君、ロボスケ君登場、
舞台には、バスケットのハーフタイムショーで活躍した5台のマシン
「ドリブル5(ファイブ)」
ドリブルする音でリズムを刻み、そのマシンを補助するために工員さんが1台に1人配置。
ということは、、、、工員ABCDE。
ん?工員Eは誰だろ?
そんな疑問も払拭する「ゴムべ〜ス、ゴ〜ンムべ〜ス・・・」と熱唱する社長。
いつもよりはテンポ遅め。
ドリブルに合わせた感じかな?
舞台では、ロボスケ君が歌に合わせて、ドリブルしたり、シュートしたりと踊っています。
Bリーグのバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」のハーフタイムショーのために作った「ドリブル5」は、映画のスラムダンクをイメージして、ドリブルの音に合わせて〜と作ったが、人間がドリブルするときって、微調整をしながらボールを受け止め、打ち出す。
でも機械では難しい、なかなかうまくいかなくて、地域の体育館でテストをするために「ドリブル5」を搬入しようとしますが、必ず警備に止められる。
なので、バッグに入れて体育館に入ったとのことです。
さて本番はというと「ドリブル〜ファイブ!」というよりトラブルが多くて
「トラブル〜ファイブ!」だったそうです。
「ロボスケ君は、ちょっとGTPなの?ちゃんとAIなの?」としきりに聞く社長。
自社のポンダス君との性能の違いが気になるのか?
工員さん達撤収。
社長がパワポ芸をするためにスクリーンをおろしてもらうが、、、遅い。
その間、話術で繋ぐ。
今回からスライドをGoogleスライドで作成された。
- TSUKUBA
- POPUP FACTORY
- OTAMATONE
- その他のイベント
- ライブ・展覧会・ショップ
- ワークショップ・配信
- アート
- プロダクト
- 年間出演イベントまとめ (事業報告ショーの冊子目次より)
1、TSUKUBA
学生時代を過ごした筑波、構内にある平砂学生宿舎は廃墟になり、ソビエトっぽい雰囲気。
卒業制作をしたつくば美術館は当時できたところで、再び「明和電機ナンセンスファクトリー展inつくば」を開催。
このキャラクターデザインが、星丸君とそっくりで、版権元から待ったがかかり、
大急ぎで全てのキャラクターを油性ペンで書き換えたという。
↓写真のアーチ上の左側にある青い幕
ここの音符状のキャラクター、よく見ると塗りつぶしてるそうです。
これが本家、これに酷似してた。
今回の展示にあたり、筑波大学の学生さんと「修復プロジェクト」を2021年冬からはじめ、当時の「へたくそ」具合を再現したそうです。
今なら「そんなふうには作らない」ことも再現。
展示パネルのペンキ塗りも一旦学生さんに塗ってもらい、一番へたっぴな人のを真似るようにと厳しい指示があったそうです。
円環状の展示
学生時代は、数点だったものが、これだけ揃ったのは感無量だったとのことです。
ライブでは、1995年当時の「スイッチトオンカッパ」を再現。
今の明和電機のライブは明るいんですが、当時は暗かった。
魚をあやめるパフォーマンスをしてたのよ、、、、コワイネー
つくばでのライブはそれを再現したんですが、機械の魚をぶっ叩くところは感情移入しすぎて辛かったわ。
事業報告ショーの冊子には「魚打棒の猟奇的なパフォーマンス」と書かれている。
まさに猟奇的!
その贖罪のために、今も鯉の餌があればやってる私。まんまんちゃんあん。
2022年のスイッチトオンカッパになったかというと、COVID-19で、内向きになったから。
アーカイブの作業をずっとしていたそうです。
このライブ以降、アーカイブを土台に2022年後半は全く新しい分野に挑戦することになります。
2、POPUP FACTORY
期間限定の工場。
ポップアップファクトリーは、1995年NWハウスでサバオを108体作り販売するアートプロジェクトをされたのが最初。
あ〜これ、行きたかったやつだ。当時はまだまだ東京は遠かった。
本格的にポップアップファクトリーを始動したのが、東京お台場で「ナンセンスファクトリー展」
その後、柏と渋谷の2か所で開催。
ディスプレー式コンテナ(コンテナ式什器)は、COVID−19で移動がままならない時期に、作品だけ海外に送り、箱から出して展示すればOKというシステムを作った。
ゴムベースやスシビートのようなアトリエで作れるものを開発して、ポップアップファクトリーで制作することにつながった。
3、OTAMATONE
オタマトーン、2009年(12月1日)から販売して13年目で売れ続けている商品で、
今の方がむしろ売れてる。
引きこもり需要と円高、YouTubeの影響もあり、世界中で売れてる。
・オタマトーンの新しい展開
MT ーMusic Toy
CTーContent
IPーキャラクタービジネス
ASーAccessory
EDーEducation
今後の展開を聞いていると、IPの展開が面白そうです。
コラボ企画(有名アーティストやキャラクターとのコラボ)をたくさん予定しているような感じでした。
また海外での展開は、今までキューブさんとしていましたが、
Hamee Globalさんと提携して展開するそうです。
昨年のニュルンベルグでのおもちゃショーもハミーさんと行ってました。
そこでも3日間オタマトーンのデモ演奏をされてた社長が、通りすがりの人を振り向かせるためにどうしたか?
世界的な名曲を演奏すると「え?」と立ち止まる。
その曲が、キャッツのメモリーとゴッドファーザー。
名曲のつかみが強い!
オタマトーンの特徴は
キャラクターと楽器、一番近いのが初音ミク。
楽器としての特徴はわかりやすいが、キャラクターとしての特徴は何?
音符を検索するとたくさんのキャラクターが出てくる。
音符のタマのところの顔はそれほど重要じゃなくて、音符の棒の黒いコントローラーと旗がついてるところのちょっとくびれてるところが重要と考えてる。
今回の事業報告ショーの物販で、オタマトーンの髪留めやポシェットが販売されてて、ファンの物欲を煽ってました。
オタマトーンは音痴なので、オタマトーンが弾けるBOOKについてるシールを貼ると、誰でも簡単に演奏ができるようになるよ!
オタマトーンのアニメーションの紹介
音が出てなくて焦る、いつもならお兄ちゃんが喋って繋ぐんだけど、この日は正道村にいるので社長が繋ぐ。
なんとか映像と音が流れる。
ロシア民謡を歌うオタマトーンの動画です。
アニメーションをどうやって作っているか装置を持ってきたので見ていただきます。
と工員さんが撮影セットを舞台上に運ぶ。
45センチかける45センチかける45センチの箱の中がオタマトゥーンの舞台。
コンソール、コクピット感がたまらないそうです。
実演
チャンとオタマトーンのアニメーション
オタマトロニクスによって動くキャラクター、ぱっと見コマドリ?と思う人がほとんどではないでしょうか?
midiで制御しているキャラクターたちは、生きてるような動きをします。
アニメーションのように一枚一枚書いたり〜の手間はないんですが、それまでの準備がとんでも無く大変なオタマトゥーンシステム。
カルメンの序曲を題材にチャンとオタマトーンが動きます。
最後のチャンチャンと終わる部分が、、、なんとなくバーカボンボンに聞こえてた。
この制作のきっかけになったスロウカーブのYさん登場。
元々オタマトーンを知ってて、
もちろん明和電機さんも誰でもピカソを
【子供の頃から見てたので】
知ってまして〜
え!?子供の頃から見てたって?
結構大人だったけどな、、、子供の頃から見てた人が一緒に仕事してるんだね〜。
とちょっと気を失いかけた。
30周年ってすごいね。
オタマトーンの映像を作りませんかという話を打診したら、
オタマトーン動かせますよって提案されたり、、、、でこうなった。
そもそもこれはアニメーションなのか?という疑問。
ライブアクションではないかとCCBTの時に言われていたが、midiでの制御、ポンとスタートを押すと動くことから、広義の意味でのアニメーションだとのことです。
本日から公式Twitterを始めたのでフォローしてね!
『Otamatoon』公式 https://twitter.com/otamatoon_JP
そして今回、撮影が許されたotamatoon実演シーン
4、そのほかのイベント
北海道から沖縄まで行きました!と活動報告
横浜銀蝿との対バン!横浜開港祭に出演されました。
漢字4文字しか共通点がないんですが、、、
屋外でのリハ中に風で楽器が倒れ、工員さんと本番10分前に直し本番に挑んだところを全部銀蝿さんが見てて、終わった時に
「かっこよかったよ」と声かけてくださったそうです。
6、ワークショップ・配信
コードネームつくば
愛知県豊橋の高校生が作ったコイビートです。
左が白いコイビート、右がコイビートです。
展示中は見れない裏側も見れました。
その他、絶版した本を小さくして再販しています。
お待たせしました
正道村からzoomで生中継です。
midiで動く白いピアノ(200万円)のある音楽スタジオだ!
そのmidiピアノにキーボードを繋いで動かしてる。
「戦場のメリークリスマス」演奏
「ガムテープの芯をね〜」と鍵盤の上に乗せて、midiキーボードを弾くと、ピアノの鍵盤の動きに合わせて、ガムテープの芯が鍵盤上をコロコロと動き回る。
テクノロジーを使った遊びを見せてくれました。
お兄ちゃんは、こっちにいてもあっちでもヘンはヘン。と言い切る弟。
さて、2023年4月より30周年に入ります。
・名前が決まっていないキャラクターの命名
マサオ
7、アート
・静電場朔さんとのコラボ
麻雀牌をテーマにテクノポップな展開。
麻雀牌のスシビートや麻雀をイメージした音楽、
怪しいプロディユーサーのジャガーノブ
とあたらしい世界が広がっています。
コラボユニットの楽曲実演
工員さんが4名、社長、朔さんで歌い踊るんですが、
前奏とサビには振り付けがあり、振り付け指導が当然あるんです。
ポン・チー・カン・チー、ポン・チ・カン・チー、ポン・チー・カン・チ・ポン
お腹、胸、万歳、胸と順番に手を当てがいます。
ポンがポンポンのポンのようです。
これを聞いてから、1週間経つのに、頭の中でぐるぐるとこの部分だけ回っています。
「ポンチーカンチ病」にかかってしまったようです。
8、プロダクト
今後は企業やアーティストとコラボするそうで、
あれ?なんでこんなとこ行ってるのかな?というツイートの理由がちょっとわかった。
ひみつの部分も多いので、乞うご期待のようです。
5、ライブ・展覧会・ショップ
9、年間出演イベントまとめ
30周年イベントが盛りだくさん
呉でのライブは音楽隊に出演オファー中!
北海道での展示
30周年ライブ、ほぼ開催決定!来年の2月だそうです。
事業報告ショーで定番のダルマの目入れ式に、
今回は、モンチッチくんがゲストで登場。
モンチッチくんがモンチッチの歌をオタマトーンで演奏。
お〜器用!モンチッチくん、とっても器用に演奏されます。
モンチッチのオタマトーンがありますが、
明和電機の社服をきたモンチッチの販売予定だそうです。
さて、ダルマの目入れ式。
筆のついた電動ドリルをモンチッチくんに手渡します。
「ダメだよ、絶対早く押しちゃダメだよ、優しくトリガー押してね」
「ボケないんだねー」
ここでくまモンだったら、えらいことになってただろう。
スイッチオ〜ン!でモンチッチくんによる目入れ式が滞りなく行われました。
最後は明和電機事業報告ショー名物 社服をきたファンが舞台に上がり、
一緒に歌い踊る時間。
その前にファンのファッションチェック。
モンチッチに社服を着せてる人。
和服に明和のエプロン。
フェルトで光るワッペンを背中に貼り付けてる人。
今回のキャラクター「マサオ」に扮した人。
パチモクのベルトをつけた人。
メガネに決意表明をつけてる八つ墓村な人たちなど、
創意工夫がすごい。
お腹いっぱい!
そんな中、上手後ろの方で前のマネージャーがこっそり入ってた(笑)めっちゃ楽しそうだった。
私は、そんな人たちを参観日のお母さんの如く暖かい目で見守る。
社歌は、楽しい時間です。
今年も無事事業報告ショーが終了。
この後のライブ、事業報告ショーの前、については後日。
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