第1部
菊澤律子教授による挨拶と趣旨説明の後、講師の方の自己紹介が10分ずつ。
・久賀谷亮(精神科医)
引き込まれるお話で、メモも忘れるほど。精神医学って面白そうね。
文字を持たない民族のお話をされていました。どのように伝承するのか?
・齋藤陽道(写真家)
写真家で、手話を写真に撮るにはどうしたらいいだろう?と、面白い作品を撮られています。
・土佐信道(明和電機代表取締役社長)
詳細は下記へ。
・久保田直行(東京都立大学教授)
カタカナがいっぱいのAIとかの研究で、ん、、、、なんかロボットに喋らせて、、、
てな感じのご挨拶がありました。
社長の自己紹介について
今回のテーマはしゃべる人に沿ったお話でした。
オタマトーンで「大きなのっぽの古時計」演奏、そしてくるくる回す。
続いてゴムベースの説明。
金属の弦だとある程度の長さが必要ですが、ゴムだと小さくできる。
多くの楽器とオタマトーンの違いは、音程がしっかりしていない。
ギターみたいにフレッドがないし、音痴なオタマトーン。
これは人間の仕組みに似ている。
人間の声帯は肉でできてる。口、歯、舌を使って言葉を出す。
コントロールは脳。
今回展示しているセーモンズは、板ゴムの声帯で声を出し、出した音を聞いて、機械が音程をコントロールする。
「肺は、、、ドンキホーテで買った風船です」
あら、ぽろっと言っちゃったね。
次に、オタマトーンを出し、楽器には顔が必要ないのにつけてる。
昔の楽器は呪術に使う神聖なもので、顔や動物がついてることが多い。
オタマトーンに顔は不要だが、顔をつけた。
口の形を変えるとワウワウと音が変わる。
装置なんですが、顔をつけることで「かわいい〜💖」となる。
しめたと思いました。
セーモンズさんは機械の楽器であって、心がないのに、
見た人を感動させる。
見る人が感情移入する。
一方で、これを作るときは、冷静に仕組みを考えて作る。
いつも聞いてる話も、テーマが変わることで視点が変わり、毎回新鮮に聞ける。
ここで一旦休憩
第2部へ
同志社女子大学の上田信行(同志社女子大学 名誉教授)と学生たちによるワークショップ。
・どう言う団体かの自己紹介動画が流れる。
手話でドラゴナイトを踊る女子大生たち
・プログラム順を忘れたんですが、
長い講座の中で体をほぐすためのダンスタイムがあった。
キューブを持ったまま、手を叩いたり、マイムマイム的な横移動があったり、
結構動いたで。ふ〜、、、、
・今回初めてのCUBEセッションについての説明とデモンストレーション
上田教授の授業では、よく使う道具、手法で、あらかじめ今日のテーマについて書いたキューブ(サイコロ状に組み立てたメモ、6面に書き込みがある)を手に持ちながら、相手と対話する。
考えているテーマが視覚的にわかるので、対話の糸口になる。
自分、相手、ものの3項関係による対話だそうです。
そのデモンストレーションに呼ばれたのは土佐社長。
女子大生との対話をする。
ワークショップによくある対話法
名前を言い、自分の意見を言う。
相手にマイクを渡し、相手が名前を名乗り、意見を言う。
トーキングスティックの代わりに現代はマイクが使われる。
内容は、生命がどうの、、、、
社長が「なるほどー」と言ったところだけ覚えてる。
相手を慮りながら、話すことをしてくださいと教授からの説明でした。
その後、会場にいる全員が、自分のキューブ(鑑賞して気になったところが書き込まれたもの)を媒介して、対話する。
アタクシ、いつもあってるような方じゃなくて、普段会えない女子大生とお話ししたい!
女子大生ナンパじゃ!と女子大生を捕まえ対話する。
自分のキューブを撮り忘れたが
・指さし チンパンジーは要求を伝える
人間は共有を求める
・「ん」の6つの発音
「n」唇を閉じない「ん」
「m」唇を閉じる「ん」
あとの4つなんやねん!
・ふり行動、見立て行動
・寝手話 手話が第一言語だと寝言が手話
・マウスピース型人口口頭ボイスレトリーバー
・会話は寄り道、確認しながら進む
これに沿って話を進める。
その間に記録係の学生が対話を聞き、タブレットに書き込んでいく。
「グラフィックレコーディング」と思ったら、また知らないカタカナ語が出てきた。
なんだったっけ?記録する人のことなんて言ったっけ?
もう、記録係でいいやんと思うアタクシです。
学生との対話の中で、ふり行動、見立て行動の話で、
見立ての講座をすることがあって、小さい人たちの反応が面白いんですって話をしてたのが
後ほどあんなとこなるなんて、、、
何人かお話しして、終了。
2部担当の教授が、対話の中で面白かった話を選び、
参加者を指名して前に出て発表させる。
その時に、さっき対話した学生さんが私のところに来て、前で発表してくださいとのことでした。
え?あれでええのかな?と思いつつ、前に出て発表する。
■アタクシの発表
要約すると、ふり行動、見立て行動の解説にバナナを耳に当てる絵があった。
「これってモノボケやん」と思った。
見立て行動で、講座でバルーンアートで犬を作って
「これなんでしょう?」と聞くと、小さい人たちは、
「犬」
「きりん」と声が上がる。
その中で多いところに寄せることがある。
この辺で終わった気がする。
まとめずに、こんなんでいいですか?と聞いたら、そのままニコニコとOKが出た。
いやいや、、、、質問してほしかったぜ。
ものを見て、動物に見立てる。
Aさんは犬に見え、Bさんはキリンに見えてる。
同じものでも見方が違うことを言わないとわからない。
コミュニケーションは言葉を媒介にして、お互いの理解を深め、確認する作業をする。
的なことを付け加えたい。
う、、、今回のシンポジウムは動画に残るので、怖い。
他の方で、面白かったのは、
■シンポジウムの最中にぽろっと鉛筆を落とす。
あっちでも、鉛筆がぽろっと落ちると視線が行く。
カクテルパーティー現象と言って、ざわざわしてても特定の音に反応することを言います。
これと同じように、手話で話してる時に、
相手との対話の中で、全然違う会話が目に入ると見てしまうのか?
当事者のアンサー、あります。あるあるだそうです。
■もう一つ、手話で国によってハンドサインが違う。
同じ指の形でも、数字の7であったり8であったり。
これって、どうなん?
当事者のアンサー、海外で方言のように地域によって違いがあり、
通じない時は、補助的にパー+2本指、3本指でわかりやすく表示することがある。
ここに対話が生まれるわけで、寄り道しながら確認するわけですわ。
言葉ってすごいね〜。
言葉におけるアートとデザインについて、コメントをもらったり、
ゲストの講師を順に指名して意見をもらうところがありました。
そして、本日の講座のまとめ動画を学生さんが作って流す。
ん、、、綺麗にまとまってる。
まるで、披露宴で流すような、、、、
学生さんたちがんばったね、褒めたってください的なで教授も満足げ。
振り返りタイムに入り、ゲストへ感想を聞く。
社長からの爆弾発言が!?
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