20221009_しゃべる人シンポジウム 01

第1部

菊澤律子教授による挨拶と趣旨説明の後、講師の方の自己紹介が10分ずつ。

・久賀谷亮(精神科医)

 引き込まれるお話で、メモも忘れるほど。精神医学って面白そうね。

 文字を持たない民族のお話をされていました。どのように伝承するのか?

・齋藤陽道(写真家)

 写真家で、手話を写真に撮るにはどうしたらいいだろう?と、面白い作品を撮られています。

・土佐信道(明和電機代表取締役社長)

 詳細は下記へ。

・久保田直行(東京都立大学教授)

カタカナがいっぱいのAIとかの研究で、ん、、、、なんかロボットに喋らせて、、、

てな感じのご挨拶がありました。


社長の自己紹介について

今回のテーマはしゃべる人に沿ったお話でした。

オタマトーンで「大きなのっぽの古時計」演奏、そしてくるくる回す。

続いてゴムベースの説明。

金属の弦だとある程度の長さが必要ですが、ゴムだと小さくできる。


多くの楽器とオタマトーンの違いは、音程がしっかりしていない。

ギターみたいにフレッドがないし、音痴なオタマトーン。

これは人間の仕組みに似ている。


人間の声帯は肉でできてる。口、歯、舌を使って言葉を出す。

コントロールは脳。


今回展示しているセーモンズは、板ゴムの声帯で声を出し、出した音を聞いて、機械が音程をコントロールする。

「肺は、、、ドンキホーテで買った風船です」

あら、ぽろっと言っちゃったね。

 

次に、オタマトーンを出し、楽器には顔が必要ないのにつけてる。

昔の楽器は呪術に使う神聖なもので、顔や動物がついてることが多い。


オタマトーンに顔は不要だが、顔をつけた。

口の形を変えるとワウワウと音が変わる。

装置なんですが、顔をつけることで「かわいい〜💖」となる。

しめたと思いました。


セーモンズさんは機械の楽器であって、心がないのに、

見た人を感動させる。

見る人が感情移入する。

一方で、これを作るときは、冷静に仕組みを考えて作る。


いつも聞いてる話も、テーマが変わることで視点が変わり、毎回新鮮に聞ける。

ここで一旦休憩



第2部へ

同志社女子大学の上田信行(同志社女子大学 名誉教授)と学生たちによるワークショップ。

・どう言う団体かの自己紹介動画が流れる。

 手話でドラゴナイトを踊る女子大生たち


・プログラム順を忘れたんですが、

 長い講座の中で体をほぐすためのダンスタイムがあった。

 キューブを持ったまま、手を叩いたり、マイムマイム的な横移動があったり、

 結構動いたで。ふ〜、、、、


・今回初めてのCUBEセッションについての説明とデモンストレーション

上田教授の授業では、よく使う道具、手法で、あらかじめ今日のテーマについて書いたキューブ(サイコロ状に組み立てたメモ、6面に書き込みがある)を手に持ちながら、相手と対話する。

考えているテーマが視覚的にわかるので、対話の糸口になる。

自分、相手、ものの3項関係による対話だそうです。


そのデモンストレーションに呼ばれたのは土佐社長。

女子大生との対話をする。

ワークショップによくある対話法

名前を言い、自分の意見を言う。

相手にマイクを渡し、相手が名前を名乗り、意見を言う。

トーキングスティックの代わりに現代はマイクが使われる。

内容は、生命がどうの、、、、

社長が「なるほどー」と言ったところだけ覚えてる。


相手を慮りながら、話すことをしてくださいと教授からの説明でした。


その後、会場にいる全員が、自分のキューブ(鑑賞して気になったところが書き込まれたもの)を媒介して、対話する。


アタクシ、いつもあってるような方じゃなくて、普段会えない女子大生とお話ししたい!

女子大生ナンパじゃ!と女子大生を捕まえ対話する。

自分のキューブを撮り忘れたが

・指さし チンパンジーは要求を伝える

     人間は共有を求める

・「ん」の6つの発音

 「n」唇を閉じない「ん」

 「m」唇を閉じる「ん」

 あとの4つなんやねん!

・ふり行動、見立て行動 

・寝手話 手話が第一言語だと寝言が手話

・マウスピース型人口口頭ボイスレトリーバー

・会話は寄り道、確認しながら進む


これに沿って話を進める。

その間に記録係の学生が対話を聞き、タブレットに書き込んでいく。

「グラフィックレコーディング」と思ったら、また知らないカタカナ語が出てきた。

なんだったっけ?記録する人のことなんて言ったっけ?

もう、記録係でいいやんと思うアタクシです。


学生との対話の中で、ふり行動、見立て行動の話で、

見立ての講座をすることがあって、小さい人たちの反応が面白いんですって話をしてたのが

後ほどあんなとこなるなんて、、、


何人かお話しして、終了。

2部担当の教授が、対話の中で面白かった話を選び、

参加者を指名して前に出て発表させる。


その時に、さっき対話した学生さんが私のところに来て、前で発表してくださいとのことでした。

え?あれでええのかな?と思いつつ、前に出て発表する。

■アタクシの発表

要約すると、ふり行動、見立て行動の解説にバナナを耳に当てる絵があった。

「これってモノボケやん」と思った。

見立て行動で、講座でバルーンアートで犬を作って

「これなんでしょう?」と聞くと、小さい人たちは、

「犬」

「きりん」と声が上がる。

その中で多いところに寄せることがある。

この辺で終わった気がする。

まとめずに、こんなんでいいですか?と聞いたら、そのままニコニコとOKが出た。

いやいや、、、、質問してほしかったぜ。



ものを見て、動物に見立てる。

Aさんは犬に見え、Bさんはキリンに見えてる。

同じものでも見方が違うことを言わないとわからない。

コミュニケーションは言葉を媒介にして、お互いの理解を深め、確認する作業をする。

的なことを付け加えたい。


う、、、今回のシンポジウムは動画に残るので、怖い。



他の方で、面白かったのは、

■シンポジウムの最中にぽろっと鉛筆を落とす。

あっちでも、鉛筆がぽろっと落ちると視線が行く。

カクテルパーティー現象と言って、ざわざわしてても特定の音に反応することを言います。

これと同じように、手話で話してる時に、

相手との対話の中で、全然違う会話が目に入ると見てしまうのか?


 当事者のアンサー、あります。あるあるだそうです。


■もう一つ、手話で国によってハンドサインが違う。

同じ指の形でも、数字の7であったり8であったり。

これって、どうなん?


 当事者のアンサー、海外で方言のように地域によって違いがあり、

通じない時は、補助的にパー+2本指、3本指でわかりやすく表示することがある。

ここに対話が生まれるわけで、寄り道しながら確認するわけですわ。

言葉ってすごいね〜。


言葉におけるアートとデザインについて、コメントをもらったり、

ゲストの講師を順に指名して意見をもらうところがありました。

そして、本日の講座のまとめ動画を学生さんが作って流す。

ん、、、綺麗にまとまってる。

まるで、披露宴で流すような、、、、

学生さんたちがんばったね、褒めたってください的なで教授も満足げ。



振り返りタイムに入り、ゲストへ感想を聞く。

社長からの爆弾発言が!?


新A計画

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